取材後の対応で信頼を築く:PR成功への最終ステップ
取材後の対応で信頼を築く:PR成功への最終ステップ
取材されることは、PR戦略の大きな成果のひとつですが、その後の対応をおろそかにしていませんか?
実は、取材後の対応こそが、次のメディア露出への鍵となります。
今回は、取材後に行うべき対応の具体的なポイントを解説します。
これを実践することで、メディアとの信頼関係を築き、継続的な露出の実現が可能です。
取材を受けた後が重要
取材を受けるために、これまで多くの準備をしてきたと思います。
ネタを作成し、社会性や独自性を考慮し、メディアに興味を持ってもらう工夫を凝らしてきました。
取材を受けたことは素晴らしい成果ですが、それがゴールではありません。
本当に重要なのは、取材後に記者とどのような関係を築くかです。
取材をきっかけに記者との信頼関係を構築できれば、今後も繰り返し取材を受けるチャンスが広がります。
例えば、「この人は丁寧で誠実だ」と記者に思ってもらえれば、他の案件でも声をかけてもらえる可能性が高まります。
私自身もそうやって人脈を広げてきました。
やってはいけない行動
取材後、やりがちなNG行動があります。
それは
「いつ掲載されますか?」
「どんな形で掲載されますか?」
「私の記事は掲載されますか?」
と何度もしつこく聞いてしまうことです。
記者との関係性が崩れてしまうので、これは絶対に避けてください。
取材を受けたからといって、必ず記事が掲載されるわけではありません。
記者が記事を掲載するタイミングは、記者自身が決めるものです。
掲載時期については、記者から連絡が来るのを待ちましょう。
ただし、1週間ほど経過した後に、「取材内容はいかがでしたか?」と軽く確認するのは問題ありません。
また、
「今回は掲載が見送られたようですが、次回もよろしくお願いします」
といった形で前向きな姿勢を示すのは良い方法です。
記者へのお礼の連絡
取材後には、必ずお礼の連絡をすることが大切です。
名刺交換をしていると思うので、名刺に書かれているメールアドレスにメールを送りましょう。
メールで感謝の気持ちを伝えるのが基本ですが、お手紙でも構いません。
取材当日中、遅くとも翌朝までにはお礼の連絡をしましょう。
手紙を書く際には以下のポイントについても気を付けましょう。
- あなたが良いことを広めているので堂々とお礼をいう
- 記者さんはあなたのために掲載したのではない
- 記者さんと共に掲載した同志である
お礼状の具体的な書き方
お礼状のメールでは以下のポイントを含めると良いでしょう。
- 記者が忙しい中、時間を割いてくれたことへの感謝。
- 記事掲載の影響や反響についての報告(掲載された場合)。
- 今後の取材機会への希望やお願い。
例えば、次のような文面を参考にしてください。
○○新聞社 ○○部○○様
いつもお世話になります。○○の○○です。
先日、取材をしていただき、ありがとうございました。
ご多忙のところ、○○までお越しくださり、ありがとうございました。
おかげさまで掲載記事が大反響です(または、イベントが大反響でした)。
友人知人から『取材が来るなんてすごいね』との声をいただき、嬉しく思っております。
社会情勢の厳しい中、取材に来ていただき、取材の内容も大変勉強になりました。
今後ともお声がけいたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
取り急ぎお礼まで。
記事掲載の活用と注意点
晴れてメディアに取り上げられて、記事が掲載された場合、その記事の2次利用の注意点についてご説明します。
メディアで紹介されたことは、自社のホームページでアピールしても問題ありません。
しかし、メディアで紹介された記事を活用する際には、著作権に注意が必要です。
記事の内容をそのまま転載することは著作権法違反となります。
ただし、記事のURLを共有することや写真、タイトルを掲載することは許可されています。
これらを行う際には、必ず事前にメディア側に確認を取りましょう。
例えば、「公式SNSで記事をシェアしても良いですか?」と確認するだけで、トラブルを未然に防ぐことができます。
活動の記録も重要
これまでのPR活動を振り返り、記録をしっかり残しましょう。
- いつプレスリリースを送ったか
- どのメディアで取材されたのか
- 掲載されたかどうか
を詳細に記録することで、次回以降のPR活動に役立てることができます。
どの媒体が掲載されやすいかという傾向も見えてくると思います。
次のステップに進むために信頼と実績を積み重ねる
一度取材されたからといって、それで終わりではありません。
PR目標攻略設計シートに基づいて、次のステップに進んでいきましょう。
最初は地域の小さなメディアからスタートし、徐々に大きなメディアに進んでいくことを目指しましょう。
より高い目標を設定し、それに向かって行動を続けることが重要です。
信頼と実績を積み重ねることで、さらに多くのメディアから注目される存在になれるでしょう。
皆さんの商品やサービスは、多くの人に知ってもらう価値があります。
これからも諦めず、挑戦を続けてください。
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